世界中で約7億人の登録ユーザーがいる巨大SNSです。つまり全人類の約1/10をインターネット上で結びつけているネットワークです。
日本では以前からmixiがSNSとして普及していたこともあり、2011年9月現在、約460万人のユーザーですが、3月の震災以降ライフラインとしても評価され、ここにきて毎月50万人ペースでユーザーを増やしています。
アカデミー賞を受賞した映画ソーシャルネットワークで描かれているように、ハーバード大学内のネットワークとしてスタート、全米の大学に広がり、やがて全世界で爆発的に普及、今や社会的影響も計り知れないものになっています。
その最大の特徴は実名制にあります。従来のSNSは匿名であったり、ハンドル名による利用であったものが、Facebookでは実名によるユーザー登録が原則です。
実名によるネットワークであることにより:
- 投稿された情報に責任があり、信頼がある。
- 友人、家族、同僚、かつての同僚、取引先、同窓生といった知っている者同士のネットワークであり、インターネット上と、現実世界がリアルにつながる。
- 事実無根の情報、誹謗中傷、公序良俗に反する情報やSPAM投稿が排除される。
- ネガティブな意見は書きにくく、概ねポジティブな意見、建設的な意見が多く集まる。
OGP
Facebookはそのネットワーク内だけでなく、外部のホームページをFacebookのコンテンツと同様に扱うことができるようにするためにOGPというしくみを提供しています。これにより外部のホームページにFacebookのユーザー名でコメントを投稿したり、そのコメントの内容がコメントをした人のFacebookウォールやニュースフィードに掲載され、ホームページの情報が、人から人へと広がっていくことになります。
上町ウェブ製作所では制作するホームページにOGPを組み込み、Facebookとシームレスに利用できるようになります。
Facebookページ
Facebookの提供するもうひとつの基幹となるサービスにFacebookページがあります。Facebookのユーザーは実名実在の個人であり、非公開サイトです。ユーザーの投稿内容は、相互に友達の関係を結んだ相手にしか表示されません。
FacebookページはFacebookユーザーが自らの関わるビジネスや主張などをプロモーションするための機能で、原則ウェブ上で公開され、検索エンジンの検索対象にもなります。
Facebookページは以前ファンページと呼ばれていました。ユーザーが経営する、あるいは勤務する企業のブランドやそのサービスを紹介したり、ミュージシャンや本の著者、ボランティア団体がその活動を紹介し、ファンの獲得を目指すものです。
しかしながらFacebookページは、基本的にコミュニティサイトであり、情報の検索をしたり、データ保管したりするには適切とはいえません。上述のOGPを通してのホームページとFacebookの連動が不可欠です。
上町ウェブ製作所ではホームページと連動したFacebookページ制作をお手伝いしています。ホームページに情報を蓄積し、その情報に関するコミュニケーションはFacebookページに委ねる方法が最も有利と考えます。
ホームページにお問合せフォームを設置してもさほど多くのお問合せがくるとはまずありません。ブログでも読まれてもコメントをいただくことは多くありません。一方Facebookと連動することで、Facebookユーザーは毎日使っている使いやすさから気軽にコメントを得ることが可能になります。
また上述のように、SPAMコメントや嬉しくないコメントの排除にもつながります。「いいね!」ボタンを押してもらうだけでも、読まれているという実感があります。ぜひ有効にFacebookを利用したいものですね。
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