Gateway2000

IBM PS/V Vsionのあと、Windows95が発売された翌春に購入したパソコンがGateway2000 P5-133というマシンです。PS/V VisionにWindows95を入れてもまともに動かなかったのが理由です。

CPUはPentium 133MHz、メモリが32MB、1GBのHDDだったはずで、70cmくらいもあるフルタワー、これにナナオの17インチモニタをつけて、50万+αしました。これを24ヶ月くらいの分割払いで買った記憶があります。

当時、そんな羽振り良かった記憶はないのですが、よくこんなものを買ったもんだ、と不思議なりません。

ググっていたら動画を見つけました。

この動画は既にWindows98にアップグレードした後ですが、この電源を入れた時のHDDへのアクセスの音、BIOSの画面、めちゃ懐かしい。Windows98の起動画面、1万回は見てるでしょうね。

PS/V Visionの拡張性の無さに懲りて、とにかく拡張性にこだわってこれを選択、イマドキのスマホの遠く足元にも及ばない処理速度ですが、当時はこれが最先端のパソコンでした。

しかしながら、はっきり言えるのはパソコンをローンで買っちゃ絶対いけない、ということです。その後半年も経たない内にも、どんどんもっと高性能なCPUがリリースされ、メモリやハードディスクは低価格化しました。

パソコンというものがコモディティ化する前のことで、特にハードウェアの進化は今よりも速かったように思います。

グラフィックカードとか、空きスロットにいっぱい色々ボードを刺して、機能の拡張を楽しみましたが、CPUは交換した記憶がありません。この次に買ったデスクトップ機は確かWindowsMEのソーテックのはずなので、たぶん5年使っていたことになります。


すごくおしゃれなゲートウェイのショップがアキバ、末広町の交差点の辺りにあったのですが、購入したのはその前で、どのお店で買ったのかどうしても思い出せないのですが、ゲートウェイの直販だったかも知れません。

当時は今のアキバと違って、まだまだパソコンの町でした。休日ごとに、アキバへでかけ、まずはザコン、それから、T-zone、ツクモ、ソフマップ、ラジオ会館、といったお店を廻るのが大きな楽しみでした。

ただPCゲームとかはあまりやっておらず、ウェブ制作なんかは21世紀になってからの話なので、結局Word、Excel、あとはフリーソフトがメインになってしまっていたはずです。なら、こんなハイスペックマシン、端からオーバースペックだった訳ですが、インターネットの黎明期でもあり、その接続にはずいぶん悩まされ、勉強させてもらったのもこのマシンです。

ゲートウェイといえば「牛」模様ですが、パソコン自体は牛柄ではなく、パソコンを梱包したカートンだけが牛柄になってました。そのカートンがいつまでもウチの押入れに鎮座していた記憶が鮮明に残っています。

そのゲートウェイも2001年には日本から撤退、アメリカの本体もその後エイサーに買収され、消えてなくなってしまいました。ブランドだけはまだ残っているようです。

結局、Word、Excelがメインだったといえ、このパソコンを通して学んだことは大きかったと思います。「もし」と言ってもしょうがないですが、もし、これじゃなくて、同じ予算でPower Macを選んでいたとしたら、いい悪いは別として、違う自分になっていたでしょうね。