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イマドキの手紙や案内文は、WindowsパソコンにインストールされたMicrosoft Wordで作成する場合が殆どです。あるいは一太郎ユーザーもおられるかも知れません。

パソコンが普及する前、このような文書作成のための専用機があり、ワープロと呼ばれていました。

主なブランドに富士通OASYS、シャープ文豪、NEC書院、東芝Rupoがありました。今30代後半以降の方で利用していた方も少なくないと思います。

ワープロ登場以前、ある程度の規模の事業所には、日本語のタイプライターがあって、専任のタイピストが、写植する文字を差し替えていたのを思い出します。その前はガリ版印刷ですね。小学校の先生が一生懸命ロウ紙に鉄筆で原稿を作っていました。

インターネットが普及する以前、パソコン通信と呼ばれるネットワークがありました。インターネットのように世界中のネットワークを結ぶものではなく、運営者のサーバーを通じて利用者のパソコン同士だけが接続されたネットワークです。

アナログの電話回線に、低速のモデム、あるいは音響カプラーとパソコンを接続しダイアルアップ接続をします。イマドキの光回線と比べると、接続速度は1/1000以下といったところで、扱えるデータは基本的にテキストデータだけです。

ホームページへの訪問者の行動を分析するものです。

  • 毎日何人の訪問者があったか
  • 訪問者はどこからアクセスしてきたのか
  • 訪問者がどのようにホームページへやってきたか、例えば検索エンジンで見つけたのか、ブラウザにアドレスを直接入力してきたのか、どこかのリンク先からやってきたのか
  • 検索エンジンで見つけて訪問してくれた場合、どんなキーワードで見つけてくれたか
  • ホームページ全体の中で、どのページがよく読まれているのか
  • パソコンで閲覧しているのか、携帯やスマートフォンなのか、

といった詳細データが提供され、マーケティングやホームページ運営の信頼できる指標となります。

ソースコードが公開されたソフトウェアのこと。通常無償で公開され、誰でも自由に使用し、その再頒布や改変も認められています。

ソフトウェアを企業や団体、個人の所有物ではなく、人類共有の財産として誰もが開発や供給に参加でき、自由に使用できるという理念に基づくものです。

基本オペレーションソフトのLinux、サーバーソフトウェアのApache、ウェブデータベースのMySQL、ウェブプログラミング言語のPHPは全てオープンソースで、総称してLAMPとも呼ばれています。このLAMPが、世界中で、殆どコストをかけずに使いやすいホームページの構築運営の原動力になっています。

ブラウザによるホームページの閲覧の際にはHTTPの通信規格で行われますが、サーバーへファイルを転送する際にはFTPという通信規格で行われます。このFTPを行うためのソフトウェアがFTPクライアントです。

FTPツールにより、HTMLファイルやPHPなどのウェブサーバー上で動作するプログラム、画像や動画、PDFなどのファイルをサーバーに転送し、利用者に提供することができるようになります。

文書ファイルを作成するためのソフトウェアです。ワープロソフトではレイアウトや文書の体裁を自動的に整えてくれるのですが、そういう機能はありません。逆にあっては困るのです。

ホームページを構成するHTMLによる文書ファイルにはHTML仕様によるマークアップを行います。このマークアップのタグはテキストエディタ上では表示されるものの、ブラウザで表示した時には表示されなくなります。

ワープロソフトではそのソフトウェア独自のマークアップが行われてしまうため、ワープロソフトでは制作者の意図した通りのHTML文書は作成できません。ワープロソフトではない、シンプルな文書ファイルを作成するためのテキストエディタが必要です。

WWWの略称です。HTMLなどの、ネットワーク上の文書を相互に参照できる、ハイパーテキスト言語で記述された文書により構成されるシステムです。ネットワーク上に散在する文書が相互に関連付けられることにより、世界中に広がる蜘蛛の巣のようなネットワークとなるという意味です。

WWWにより情報を配信するコンピュータがウェブサーバー、WWWにより情報を利用するソフトウェアがウェブブラウザです。

IBMパソコン、PC/ATを標準としたその互換性のあるパソコンのことで、現在のパソコンにおいてもその基本的なコンセプトが引き継がれています。

PC/ATではその技術仕様が公開され、CompaqやDellといった競合他社にも採用され、台湾メーカーから高品質で低価格な部品が供給されるようになり、一方表計算ソフトLotus1-2-3をはじめ、多くのソフトウェアもハードウェアに関わらず共通して利用できるようになりました。

IBMがPC/AT互換機上でソフトウェアで日本語処理を行うオペレーションシステムDOS/Vをリリース、このためPC/AT互換機はDOS/Vパソコンとも呼ばれ、それまでのNEC PC9800シリーズの牙城を崩すこととなります。

8ビットのPC-8800の後継機としてリリースされた16ビットパソコンで、その後、大きく進化を遂げながらも、デスクトップ機、ノートパソコンともども、PC9821シリーズを含め、ずっと同じ型番のシリーズ名で20年近く販売されつづけています。

特に漢字ROMという内蔵ハードウェアで日本語を高速処理するシステムが高く評価され、後年PC/AT互換機が普及し始めるまで、国内ではPC9800はパソコンの代名詞となる程に市場を独占していました。

ワープロや表計算などの業務用ソフトの他、ゲームソフトなどもたくさんリリースされ、仕事で、遊びで、広範に利用されていましたが、筆者自身は個人で購入したことはなく、業務用でいくらか利用した経験がある程度です。

勤めていたおもちゃ会社では輸出入を担当していたのですが、入出荷や在庫管理を担当していた他部門の先輩に教えてもらったのがSORD PIPSです。村田先輩、お元気でしょうか?

コンピューターはソフトウェアがないと何もできません。当時のパソコンにはソフトウェアはOSも含め何も入っておらず、具体的に利用するには、高額なパッケージソフトを購入する、専門のプログラマーに開発依頼をする、あるいは自分でプログラミングする他ありませんでした。